平川克美『21世紀の楕円幻想論 その日暮らしの哲学』(ミシマ社)

確か5月2日に読了。

近所の書店でパラパラとめくったら、借金を返すために全財産を手放したような話になっているから、以前から何冊か著書を買っている身としては、こりゃ応援しないと、と購入。

そういう状況で書かれていることもあって、人間存在にとって何が負債であるのか、といったテーマが非常に面白かった。あとはもちろん、等価交換は関係のリセットであるとか、ITによって貨幣を介さない等価交換を実現する試みの紹介とか……(いま手許にないので言葉づかいが不正確なのはご容赦)。

これまで読んだこの著者の作品のなかでいちばん面白かったかもしれない。たぶん再読する。

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