村上春樹『騎士団長殺し:第2部 遷ろうメタファー編』(新潮社)

う~む、残りあとこれくらいか。これでは物語の収拾がつかないよな……ある程度含みを持たせて、やはり続編第3部があるのか……。

と思って読んでいたら、あれよあれよの急展開で収束してしまった。さすがにこれは強引なのではないか。気に入っていた連載が途中打ち切りになったような印象。

作中、「この作品は未完成のように見えるけど、これ以上手を加えてはならない」という趣旨の描写がいくつか出てくるので(主人公が描く絵について)、それと重ね合わせて受け止めるべきなのかとも思うが、ひとまずこの小説は完結した格好にはなっているのだよね……。

それとも、急展開で収束したように見える、ここから続編へとつながっていくのか……それはそれで強引な気がするが……。

 

 

 

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