カル・フリン『人間がいなくなった後の自然』(木高恵子・訳、草思社)

産業の衰退や戦禍、事故などの理由で「人間がいなくなった」地域で自然がどのようによみがえっているか(あるいは、よみがえっていないか)、という視点での大部なルポルタージュ。

自然はあっけないほど易々と回復していくものだな、という希望もあれば、人間はここまで取り返しのつかない打撃を与えてしまっているのか、という絶望もある。どちらかといえば…希望の方が大きいかもしれない。

農業が放棄された土地における二酸化炭素吸収量の大きさといった話は、春から夏にかけてオママゴト程度の農作業にいそしんでいる我々としては、実に興味深い。確かに、我々が活動している小さな畑に隣接するエリアの雑草(?)のものすごい繁殖力ときたら…。

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