物語が激しく進行する部分なので、一気に読む(実はこれを書いているのはこの巻を読了してしばらく経っており、すでに4巻も半分くらいまで読んでいる)。
しかし、改めて思ったのだが、たぶんこの作品、高校くらいのときに最初に読んで、その後1回くらい再読したかもしれないと思っていたが、たぶん再読はしていないのだな。だって、話を全然覚えていない。「兄弟」がどういう構成で、作中で誰が死に、誰が殺されるかは覚えているし、この巻冒頭のゾシマ長老の死去に伴う、いわば「逆・奇跡」については記憶があったが、「事件」に至る経緯や男女関係とかはまったく記憶にない…。
というわけで、「ある程度の予備知識はあるけどストーリーはほぼ知らない」という、恵まれた状態で読み進めております。