どこかの書評サイトで知って、ふと興味を惹かれて読んでみた。
時間旅行(タイムマシン)もののSF。
面白くはあるのだけど、時間旅行ものというのは(最近のは知らないけど)、わりと素朴な時間観念(「時間は過去から現在、現在から未来に向けて一直線に流れている」)に基づいて書かれているなぁという印象。この作品については、いろいろ伏線を回収しようとして、さすがにそれは無理があると思われる設定になってしまっている。まぁその剛腕ぶりが面白くもあるのだけど。
ひとまず、このジャンルの傑作『夏への扉』を読み直したくなった。