金子雅臣『壊れる男たち―セクハラはなぜ繰り返されるのか』(岩波新書)

何かのキッカケで目に留まり、図書館で借りて読んでみた。12年前の本なのに、昨今の事例を見聞きすると、あんまり改善されていないのかなぁと暗澹たる気持ちになる。

この本で取り上げられる事例は、そのまま刑法犯に問うことができるくらい酷いものが多くて、さすがに自分には思い当たる節はない(あったら大変)。

でも、たとえば容姿に関することとかプライバシーに踏み込む話とか、ひどければ性的な含意のある話とか、セクハラとしてカウントされる言動だったら、自分でもやってしまったことがあるはず。

ただ、この本の事例に共通する「仕事上の権力関係をバックに」というのは、ないな。遊びに誘うことはあったけど、「仕事の話がある」などと呼び出すことは絶対にない(笑)(そもそもそんなに職場において権力があるわけではない……いやあるんだけど、本来の意味でも使う気がない)

 

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