Twitterなどでも良く名前を見る著者だし(と思ったがフォローしていなかった??)、主題に興味もあるので読んでみた。
本書でも参考文献に挙げられている『南京大虐殺否定論13のウソ』を読んでいたこともあり、事件の解釈自体には(個人的には)新鮮味はないのだけど、歴史修正主義者の論法を「一点突破型」とする説明には膝を打った。
しかしそれより何より、この本の優れたところは、「(後代に)謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」という安倍の言葉に対して、正面から疑問を投げかけるところにあるように思う。そして、その疑問を私も共有する。