読了して、「ああそうか、だからタイトルが過去形なんだな」という感慨を抱く。
もはや、人間がAIと将棋を真剣に指すことにはほとんど意味がないのだろう。あるとすれば、プログラムのバグを見つけるという形でAIに貢献するというくらいか。
しかし、だからといって人間にとっての将棋の面白さが薄れるわけでもなく、この本の前に読んだ羽生の本あたりに触発されて、三手詰めの詰め将棋をスマホのアプリで解いている私なのであった(笑)
人工知能全般については、羽生の本の方がはるかに面白いが、将棋ファンにとってはこの本もたいへん面白い。