過去は死なない――メディア・記憶・歴史 (岩波現代文庫): テッサ・モーリス‐スズキ, 田代 泰子

ポストモダンな相対主義がナショナリスティックな歴史解釈・構成に流れていく状況への批判として、「真実としての歴史」と「物語としての歴史」の対立を「歴史への真摯さ」で止揚する、というのが著者の姿勢かな。

ボリュームとして中心は、各メディア(小説、写真、映画、ネット)の歴史表現とその受容。こういう各論も面白い。

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