九マイルは遠すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-2) | ハリイ・ケメルマン, 永井 淳, 深町 眞理子

京都のバーの店主が紹介していたので気になって図書館で借りてみた。少しムラはあるがどれも面白い。そして序文がいい。長編のラビシリーズもちょっと読んでみたくなった。

しかしね、Amazonの商品説明にも、本の裏表紙にも、あるいは解説にさえそのようなことが書いてあるけど、

> 教授は「九マイルは遠すぎる、まして雨の中ともあれば」と言う言葉を耳にし、この言葉を頼りに前日起きた殺人事件の真相を暴き出す

というのは、紹介として実に不適切だと思う。ネタバレのように見えて、実はこれ、内容とかなり違うから。これでは、作品の最後のオチが全然効かない。この紹介文よりはるかに意外でずっと面白い話であることは保証する。

九マイルは遠すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-2) | ハリイ・ケメルマン, 永井 淳, 深町 眞理子 | 本 | Amazon.co.jp.

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