モンテ・クリスト伯〈7〉 (岩波文庫): アレクサンドル デュマ, Alexandre Dumas, 山内 義雄

全7巻を読了。

19世紀中頃にフランスの新聞に連載された、要するに当時の大衆小説なのだけど、その頃の「富豪」のイメージが、今の感覚からするとあまりにも鼻につくというか成金趣味というか……。爵位がハク付けのために金で買えたりする、その一方で勃興するブルジョア=産業/金融資本家はこれまた成金っぽくて…という印象。

筋立てとしては復讐譚なのだけど、うまくできているとはいえ、さすがにやりすぎというか、倍返しにもほどがある(笑)

まぁ有名な作品ではあるけど、必読とは言い難いかなぁ。デュマだったら『ダルタニャン物語』(『三銃士』に始まり『鉄仮面』で終わる大河小説)の方が優ると思います。

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