『一神教と国家』で対談した内田、中田に加えて、トルコの大学で東アジア文化論を教える山本直輝を加えた鼎談。
前作に比べて「一神教」という視点は弱く、もっぱらイスラームの話で、偏りが気になると言えなくもない。
まぁ何よりも、脱線に近い部分が面白くて、特に、ムスリムのあいだでも日本のアニメやマンガが人気で、それを通じて日本語を覚えているので…といったあたり。私はアニメは苦手なのでそのへんの話には疎いのだけど、『ゴールデンカムイ』は読もうかなぁとか、『乙嫁語り』は気になるなぁとか、そっちを印象づけられてしまった。『ゴールデンカムイ』は家人が電子書籍で買ってしまったというが、重複するけど私も買おうかな…。
あとは、大学受験のときに少しは勉強した漢文を学び直してみようかなぁ、とか。