『源氏物語(八)早蕨~浮舟』(岩波文庫)

宇治十帖に限らず全編に共通することだが、もちろんこの作品がすべてを物語っているわけではないにせよ、この時代の女性は一人前の人間として扱われていなかったのだなぁという思いを強くする本巻である。

それにしても、薫というのはひどい奴だね。こいつがすべて悪いんじゃないかと思えてくる。そんな評価をされることはないのかもしれないし、そもそも作中でも悪く描かれているわけではないのだが。

さて、いよいよ最終九巻へ。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください