ぼくたちが聖書について知りたかったこと (小学館文庫): 池澤 夏樹

3月14日読了。イスラームお勉強の続きで、つい、これも。対談形式で読みやすいのだけど、何だか双方が分かっていることを「これはこうですよね、ああですよね」みたいに確認しているだけという雰囲気があって(内容的には全然そんなことはないのだけど)、今ひとつわくわくしない。井筒本は「講演」であって、筆者の識見をひたすら伝える形なのに、知らないところにぐいぐい連れて行かれる高揚感があった。

とはいえ、「あ、やっぱり聖書を読みたいな」と思わせるのは確かなので、悪い本ではない。四福音書は何度か読んだけど、他はあんまり知らないしなぁ。

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