石綿良三、根本光正著、『流れのふしぎ』(講談社ブルーバックス)

水や空気といった「流体」のさまざまな特性について、手作りおもちゃレベルの実験を通じて、それがどのように現実の社会で利用されているかも含めて解説していく本。

全体に面白くわかりやすかったけど、私がこういうテーマに興味を持ったキッカケはヨット競技(Sail GP)を観たときの衝撃なので、もっとヨット関係に特化した本を読みたいところ。

ところでこの本は図書館で借りたのだけど、返却するときのチェックで、「水濡れの痕がありますけど、借りたときからこうでしたか?」と聞かれた。もちろん私はそのような粗相はしていないので、その旨を伝えて問題なかったのだが、考えてみたら、この本がそのような損傷を被るのは当然といえばあまりにも当然なのである。だって、この本を片手に水遊び(のような実験)をしながら学びましょう、という本なのだから(笑) その意味では図書館の蔵書とするには不向きである。「水濡れには注意しましょう」という警告でも挟み込んで貸した方がいいかもしれない。

 

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