偽善のすすめ: 10代からの倫理学講座 (14歳の世渡り術): パオロ・マッツァリーノ

著者のブログの最近の記事にあった「以前から私は、偽善はべつに悪くないと主張し、偽善者になれと勧めてきました。偽善者は、動機がどんなに不純でも、結果的にだれかを救っているからです」という主張を、中学生くらいを対象に丁寧に展開した本。中学生向けということですらすら読めるし得るところは多いと思うので、お勧め。キリスト教の扱いがあっさりしすぎているのは物足りないけど、さすがにここに踏み込むと紙数がいくらあっても足りなくなるのだろう。

ちなみに区立図書館で「偽善のすすめ」で検索をかけたら、この本と丸山真男著作集の二冊がヒットしたので両方借りてみて、丸山真男の同タイトルのエッセイを先に読んでみたら、やはり本書でもそのエッセイは引用されていた。

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