以前からCDはほぼすべて聴いているくらいお気に入りの歌い手なのだが、何となく生で聴く機会を逃していて、昨年12月にようやくライブへ。
その流れで、エッセイ集も読んでみた。
何というか、この本自体が1枚のアルバムのように構成されているという印象。
著者とはほぼ同世代なのだが、その頃の地方都市の空気感というか、そういうものが伝わってくる気がする(気がする、というのは、私自身は直接には経験していないので)。
圧巻は、アルバム制作の過程を綴った2章、特に「but beautiful」。めっちゃ面白い。これは読みながら件のアルバムを聴き直さざるをえないでしょう。
新刊は入手できないので図書館で借りたけど、ライブのときにMCでオンデマンド出版の話をしていたのがこの本だったかな。入手しなかったのが残念。