プルースト『失われた時を求めて(11)』(吉川一義訳、岩波文庫)

2つのカップルに破局が訪れるのだけど、なんか「あ~もううざったいから別れてしまえ」と思うような関係なので、捨てられた方には同情も共感もできない……などという下世話な読み方は、たぶんこの作品の読者としてはふさわしくないのだろうけど、まぁ、これはこれでありかもしれない。

引き続き、随所に心打たれる部分はあるから、嫌いではないのだけど、決して他の人に勧めはしない(笑)

まぁこの巻は576頁あるけど1週間はかからなかったから、この作品だけに本腰を入れれば、まぁそれなりのペースでは読めるってことだな。

さて、まだ完結していない新訳、ようやくのことで先頭まで追いついてしまった。次の巻は1年待ってほしいとこの巻の訳者あとがきにあるから、順当に行けば5月。完結している既訳版のどれかで続きを読んでしまうという手もあるけど……。

そうか、続刊が出るまでのあいだに1巻から読み返せばいいのか!(やらない)

 

 

 

 

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