村上春樹『スプートニクの恋人』(講談社文庫)

作者のインタビュー集『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』を読んでいて、軽視していたこの作品を再読してみたくなったのでkindleで購入。

確かに「文体のネジを締め直した」というのは、言われてみれば、そこここに感じられる気がする。

観覧車の場面は覚えていたのだけど、終盤の「にんじん」周辺や電話はまったく記憶になかった……。

村上春樹の作品を1点だけ挙げろといって名前が出てくる作品ではないが、佳品だと思う。

 

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