アマンダ・リプリー『生き残る判断 生き残れない行動』(岡真知子・訳、ちくま文庫)

いつ頃からかTwitterで神戸大学の田畑暁生教授をフォローしているのだが、彼が紹介する本に興味を惹かれることはたびたびあって、この本もその一冊。

ああ、こりゃダメだなぁ…と思う。いや、「この本が」ということではなくて、災害や事件・事故に遭遇した場合の、私自身の見通しである。自分はダメな思考や行動をすべてやってしまいそうな気がする。たぶん助からない。

かといって、それを克服できるような訓練を重ねられるような状況にもない。

この本から得られる教訓や心得で実践できることがあるとすれば、呼吸法くらいかな。あと、次はいつになるか何の予定も立たないけど、飛行機に乗るときは、ほとんど誰も読まない「安全のしおり」をしっかり読もう。そして非常時の脱出口もしっかり(複数)確認しておこう。初めてのビルに入るときは(非常)階段の位置に常に注意しよう。

うむ、個人の資質や条件の点でパッとしなくても、できることはそれなりにあるのだ。

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