不屈の棋士 (講談社現代新書) : 大川 慎太郎

ちょいとこのへんの情報収集を怠っていたせいもあって、「ソフトウェアのほうがプロ棋士よりも強い」が、今やほぼ定説になってしまっているのだなぁということに今さらのように驚いてしまった。

そんななかで、プロ棋士のあいだでも、あるいはソフトウェア開発のあいだでも、いまだに「羽生は別かも」(ただし「調子がベストだったら」という条件は付くようだが)という意見があるのがすごい。しかし考えてみたら、7冠制覇したりして一番ブイブイ言わせていた時期の羽生について言われていた独特の強さって、前例に囚われずに幅広く手を読むみたいな、今のソフトウェアの強さについて言われていることだったような気もする。そういえば以前Twitterで、「羽生ならソフトウェアに勝てるかもしれないが、羽生を人間の側にカウントしていいのか」みたいなジョークがあった(笑)

ついでにもう一つ驚いたのは、最新バージョンではないにせよ、プロ棋士を負かすレベルのソフトウェアが誰でもフリーでダウンロードできる、ということ。まぁ私なんかが使っても勝負になるはずもないので入手しても仕方ないのだけど。

情報源: 不屈の棋士 (講談社現代新書) : 大川 慎太郎 : 本 : Amazon

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