何がキッカケでこの本を知ったのだったかなぁ。どこかの書評サイトとかかも。
ちくまプリマ-新書なので、恐らく中学生~高校生くらいを対象として、ごく一般向けに書かれた部落差別についての本。著者はこういう語り口をあまり得意としていないのか、ややまだるっこしい感じはあるし、「それはどうなの」と思う部分もないではないけど、全般的に内容は良かった。昨今のネットでの罵詈雑言をめぐって、「多様性への嫌悪」という捉え方は的確だと思う。というか、何でもそれで説明できてしまう気さえする。
引き続き同じ著者の『日本の路地を旅する』を読んでいて、これはさらに面白い。