憲法と平和を問いなおす (ちくま新書) eBook: 長谷部恭男

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これは良い本。以前、図書館で借りたのをkindleで再読したのだけど、これだと家人に読んでもらえないから、やはり紙で買うべきだった。

安保法制をめぐって、安倍政権支持者からは「国会で多数決で決めるのが民主主義だろ」という声があったけど、あの問題に関してはそういう主張が的外れであることが、この本を読めば分かる。

裏を返せば、SEALDs他の国会前抗議行動で「これが民主主義だ」と主張するのも、あの問題に関しては的外れなのではないか、とも思える。ただし前者と違うのは、SEALDsの連中(の少なくとも一部)はそういうこともしっかり意識しているだろう、という点なのだけど。

立場の如何を問わず、基本的なところから考えるために必要な本であるような気がする。ま、私自身がそういう「基本的なところ」を分かっていなかったから感心しているだけなのだけど(笑)

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