Twitter(現X)で著者の投稿を見かけて手に取った。
大学受験で身につけた「英文解釈」から、実践的な英語の読みにつなげていく感じの本、と言えるだろうか。「to不定詞」とか「分詞構文」とか、そういう40年くらい前に目にしていた文法用語も頻出する。
例文の量がそれほどあるわけではないので、これ一冊読めば英語が読めるようになるとかいうわけではないけど、取っかかりとしては良い本だと思う。
まぁもちろん私にとっては易々と読める文章ばかりだし、「翻訳」の手引きではないので、添えられている参考訳文は、もう少し良くなるのではないかと思うことも一度ならずあったけど。
私としては、「読み方」それ自体よりも、それをリスニングにつなげていく展望が示されている点がよかったかもしれない。私は翻訳はできても、会話方面はさっぱりなので…。