というわけで、読み始めた。
大学受験前の半年やっていたように、寝る前に少しずつ。この岩波文庫版はかなり注釈が手厚いので(見開きの左ページはすべて注釈)、古語辞典は手許にないのだが、何とかなっている(しかし実家から持ってこようという気になりつつあるが)。
まだ感想を云々するような段階ではないのだが、けっこう気に入ったのが光源氏の乳母の子という設定の「惟光」という登場人物。珍しく、名前で呼ばれる。源氏に比べればもちろん身分は下なので腹心の家来というか使いっ走りのような役回りなのだけど、乳兄弟ということで幼馴染なのか、主従関係といっても分け隔てのない感じで、女性に言い寄る画策など命じられて「まったくしょうがないなぁ、この人は」という感じで走り回りつつ、自分もちゃっかり相手の女性に仕える女房など口説いたりしている…。
さて、続けて第二巻に。全九巻だから先は長い。楽しみ。